2011/11/17

FAIRISLE SWEATER

ブログをご覧の皆様、こんちには。
伊勢丹新宿店 佐竹です。

一気に冬めいて参りました。私の記憶が正しければ、昨年もこのような気候変化だったように
思います。北海道や関東地方(草津)でも雪の便りが届き始めました。

今回ご紹介させて頂くのはFAIRISLE KNIT です。
ルーツを辿ると1588年、イングランドとスペインの海戦が起こりました。その戦いで不利になった
スペイン兵が小島に流れ着き、その地に伝えたと言うのが1つの説です。
1588年の日本は豊臣秀吉が刀狩を実施していた頃です。

そんな昔から存在するものですが、特徴を申し上げると横段が切られており、幾何学模様が
規則的に配置されております。そしてカラフルな色遣いで構成されています。
家紋などと同様、家や一族、集団などを表す柄が由来であろうと考えられています。


では1つの離島の特産物であったKNITが世界で愛されるようになったのか・・・。
これも諸説ありますが、1920年代に英国のウェールズ王子が好んで着用した事に始まります。
当時、ウェールズ王子は国のファッションリーダー的存在でありました。王子が着用していた
FAIRISLE KNITは英国の学生達の間でたちまち流行し、世界的に広まったと聞きます。

最近では、英国のウィリアム王子とキャサリン妃が結婚されましたが、キャサリン妃の着用して
いたドレスやプライベートファッションはメディア等で注目を集めています。
そのような広がり方と似ているように思えます。


柄物のKNITは世にたくさんありますが、NIGEL CABOURNのそれはスコットランドで生産された
本物のFAIRISLE KNITです。

寒くなり、アウターに目が行きがちですが、保温性の高いKNITも見逃せないアイテムです。
是非、足をお運び下さい。お待ちしております。

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